こんにちは。暑い日が続きますね。氷屋も慌しくさせてもらっています。
そんな中、先週末6月1日に熊本県八代市にある妙見宮という神社に行ってきました。
ここでは九州の冷蔵・冷凍倉庫会社、製氷会社が会して、安全操業、商売繁盛の祈願をしました。
なぜ6月1日なのかというと、タイトルの通り、6月1日は氷の日だからです。
これは、江戸時代に加賀前田藩から徳川将軍家に氷を献上していたのが旧暦の6月1日（現在の7月3日頃）だったからだそうです。金沢の兼六園にも氷室跡という場所がありますが、ここに収めていた氷も江戸まで運ばれていたのかも知れません。
また、なぜ八代市の神社に行ったのかという話ですが、こちら妙見宮は5月31日から6月1日に氷室祭という祭が催される、氷にゆかりのある神社さんだからです。
氷室祭は、熊本藩細川氏の隠居で当時八代にいた細川忠興が暑い夏に健康を損ねないよう、雪を奉納して息災を祈願したいわれから来ているそうです。
厳しい夏も涼しく過ごせるように祈願したことからの氷、暑さをしのぐために氷を使うのは今も変わりませんね。
今年の夏は昨年ほどの暑さではないとの予報もありますが、蒸すような暑さの日本の夏にはかき氷や氷を入れた麦茶やジュースなど、氷で涼を得てくださいね。